見習い魔法使いの日常

果たして魔法が使える日は訪れるのか!?

私のTexの使い方

今日は私の普段Texの使い方について書きます。

大学生になると誰しもレポートに追われるのではないでしょうか。
私もつい先ほど、締め切り1時間を切った頃になんとか完成させて提出したばかりです。

思い返すと長い戦いだった...。
私の学部では専門科目はLatexでレポート作成が標準...というより強制されており、レポートにも苦戦しますがそれ以上にTexに苦渋を舐めさせられますね。

ただ、Texが嫌いというわけでもなく、基本的に専門でない授業もTexでレポートを書いています。

 さる冬、私の学科ではEl Capitanにアップグレードした時、ローカルのTexが動かないという事態が発生!!
追い詰められ、悲鳴を上げる学生はCloud LaTexに移行し生き延びることができました。

しかし、なぜか私の環境ではアップグレードしても何も起こらなかった(たぶん?)のでローカルでやっています。


基本的にホームディレクトリ直下に.binというディレクトリを作り、ちょっとでも便利なコマンドを作ろうとした時期がありました。
その時に作ったしょぼいものですが、意外と役立ってくれていて今回のレポートも助けられたので書きます。

はじめにホームディレククトリ直下に.binディレクトリ(他の名前でもOK)を作成し、.zshrcにパスを記述してあげます。

mkdir ~/.bin
echo 'PATH=$PATH:$HOME/.bin' >> ~/.zshrc


これで.binに実行ファイルを置いておくと、シェルがこのディレクトリを探しにきてくれます。
次にcmpl_texというファイル(これもなんでもよい)を作って、cmpl_texに以下のようなシェルを書きます。

vi ~/.bin/cmpl_tex

cmpl_texの中身。

#!/bin/sh

platex $1.tex
dvipdfmx $1.dvi
open $1.pdf

あとは実行権限を与えてあげて、.zshrcを読み込ませれば準備完了!!

chmod 700 ~/.bin/cmpl_tex
source ~/.zshrc

これで.texファイルをコンパイルしopenすることができます。

続いて、テンプレートの生成方法について書きます。

mkdir ~/.bin/file
vi ~/.bin/file/tex_temple
vi ~/.bin/create_tex
chmod 700 ~/.bin/create_tex
source ~/.zshrc

tex_templeとcreate_texの中身は以下のようになっています。

tex_temple

\documentclass[11pt,a4paper]{jsarticle}
%
\usepackage{amsmath,amssymb}
\usepackage{bm}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{ascmac}
%
\setlength{\textwidth}{\fullwidth}
\setlength{\textheight}{40\baselineskip}
\addtolength{\textheight}{\topskip}
\setlength{\voffset}{-0.2in}
\setlength{\topmargin}{0pt}
\setlength{\headheight}{0pt}
\setlength{\headsep}{0pt}
%
\newcommand{\divergence}{\mathrm{div}\,}  %ダイバージェンス
\newcommand{\grad}{\mathrm{grad}\,}  %グラディエント
\newcommand{\rot}{\mathrm{rot}\,}  %ローテーション
%
\title{タイトル}
\author{作者}
\date{\today}
\begin{document}
\maketitle
%
%
\section{セクション}
...
...

%
%
\end{document}

create_tex

#!/bin/sh

cat ~/bin/file/tex_temple > $1.tex

これでおそらくcreate_texでテンプレートのtexファイルが生成されるのではないでしょうか。

create_tex main % main.texというファイルが作られる
cmpl_tex main   % main.texをコンパイルしオープンする

すごくしょぼいことしかやっておりませんが、これが意外に役立ちました。
友人にはTeXShopを勧められたりもしましたが、今はこれでレポートを書いております。

最後までご覧いただきありがとうございました。